経済
「業務スーパー」神戸物産、最高業績を更新 10月期 47都道府県すべてに進出
「業務スーパー」をフランチャイズ展開する神戸物産(加古川市)が14日発表した2021年10月期連結決算は、売上高が3620億6400万円で、利益とともに過去最高を更新した。売上高は16年連続、経常利益は8年連続の更新。新型コロナ禍の巣ごもり消費を受け、業務スーパーへの商品出荷が堅調だった。
業務スーパー事業の売上高は、前期比11・0%増の3554億6600万円。春先はコロナ感染拡大で急増した前年の反動減があったが、冷凍食品やデザートなどのプライベートブランド(PB)商品がメディア露出も多く好調で顧客獲得につながった。店舗数はこの1年間で71店増え、計950店に。宮崎県に出店し、47都道府県すべてに進出した。
22年10月期も増収増益を予想。関東や九州を中心に60店の増加を見込み、千店突破を目標に掲げる。オンライン会見した沼田博和社長は「将来的な1500店が現実的に見えてきた。各地でシェアを高め、既存店も伸ばしていきたい」と述べた。(横田良平)



















