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兵庫の有効求人倍率 17カ月連続で1倍下回る

2021.12.28
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神戸新聞NEXT

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 兵庫労働局が28日に発表した11月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は0・89倍となり、前月より0・01ポイント下がった。1倍を下回るのは17カ月連続で、同労働局は「新型コロナウイルスによる不況が続いている」と受け止めた。

 有効求人数は7万8332人で前月比0・4%減。有効求職者数は8万8270人と同1・2%増加。コロナのワクチン接種が進んだ上、感染者が減ったため求職活動が活発になり、5カ月連続で増えた。

 新規求職者のうち解雇などの事業主都合離職者は1287人で前年同月比4・2%減。在職者は2651人と同20・2%増だった。

 近畿のほかの有効求人倍率は、大阪=1・13倍▽奈良=1・19倍▽京都=1・09倍▽和歌山=1・10倍▽滋賀=0・99倍-で、兵庫は最も低かった。(小谷千穂)

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