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三ノ宮駅ビル「高層階はホテル、全体にデザイン性のあるものを」 JR西社長が構想語る

2021.12.29
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神戸新聞NEXT

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三ノ宮駅ビルについて展望を話すJR西日本の長谷川一明社長=大阪市北区(撮影・中西幸大)

三ノ宮駅ビルについて展望を話すJR西日本の長谷川一明社長=大阪市北区(撮影・中西幸大)

再整備が進むJR三ノ宮駅周辺=2021年9月、神戸市中央区

再整備が進むJR三ノ宮駅周辺=2021年9月、神戸市中央区

 JR西日本の長谷川一明社長(64)が神戸新聞社のインタビューに応じ、2029年度開業の新たな三ノ宮駅ビルについて、高層階に宿泊型のホテルを導入する意向を示した。商業施設やオフィスなどの複合的な機能を備えることから「デザイン性のあるものがふさわしい」とした。(大盛周平)

 JR西は三ノ宮駅ビルの開発を大阪、広島両駅と並ぶ「三大プロジェクト」と定義。今年10月、神戸市などとともに、高さ約160メートル、延べ床面積約10万平方メートルの複合施設として整備すると発表した。

 長谷川氏は駅ビルの狭小な立地に触れ、「(宴会場や飲食・物販店などを備えた)高級シティーホテルのようなつくりにはなりにくい」とし、「基本的には宿泊型のホテルになる。その中で程度の高いものをつくっていく」と述べた。中層階には業務機能を配し、「例えば会員制で使ってもらうオフィスなど、ポストコロナ時代を見据えたあり方が必要」と発言。低層階の商業施設は「それなりの規模にし、地域の一番店を目指す」と強調した。

 神戸線の大久保-魚住間(明石市)で計画する新幹線車両基地については、コロナ禍による利用客減や業績の悪化で明石市との協議が停滞していることを認め、「状況を見極めた上で(市に)相談することになる」と、慎重に計画を進める考えを示した。

 尼崎脱線事故の事故車両の現場保存や一般公開の是非については「引き続きの検討課題」とした上で、4月25日の慰霊式は「亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、反省と安全の誓いを申し上げる場であり時間。祈りの杜(もり)での開催が基本」と語った。