経済
「やっぱり混雑は心配」百貨店の福袋販売、オンラインや事前予約の店頭販売が主流に
新型コロナウイルス禍で2回目となる年始の初売りに向け、兵庫県内の百貨店は今年も日々の変化をにらみながら、準備を進めている。昨年より感染状況が落ち着いているため、福袋の販売時期をコロナ禍前に戻す店もある。一方、売り場でのマスク着用や、オンライン、予約での販売など感染防止を意識した販売方法は定着しつつある。(綱嶋葉名)
大丸神戸店(神戸市中央区)は1月2日から一部の売り場で福袋を販売する。昨年は混雑回避のため4日以降に順次販売したが、今年は感染者が減ったことから例年通りに変更。人気が高い食品売り場の福袋は密回避のため、大半を広い9階のイベントホールで販売する。
とはいえ、多くの店でオンラインや、事前予約店頭販売が主流。同店担当者は「やっぱり混雑は心配」とし、2日からの福袋販売についても「大々的な告知は控えた」と明かした。
一方、神戸阪急(同)は通常通り2日から初売りセールを実施。福袋約1万5千個を販売する予定だが、大半のブランドは事前予約で販売する。担当者は「もともと、人気の子供服や化粧品は数年前から予約販売が増えていた。コロナ禍で拍車がかかった」と話す。
山陽百貨店(姫路市)や加古川ヤマトヤシキ(加古川市)も、検温やマスク着用を徹底し、2日から初売りセールを予定する。
加古川ヤマトヤシキは目玉商品として、同店外壁に2週間つり下げる「懸垂幕」のメッセージを考案できる福袋(2万2200円)を販売。申し込みは2、3日に受け付け、多い場合は抽選で3人が購入できる。






















