神戸新聞NEXT
兵庫労働局が1日に発表した兵庫県内の2021年平均の有効求人倍率は、0・93倍で、前年から0・11ポイント低下した。新型コロナウイルス感染拡大による不安定な経済状況が続き、2年連続で前年を下回った。
年平均が1倍を切るのは15年以来6年ぶり。求人数は前年から微減だった一方、コロナワクチンの接種が進んで求職活動が活発化し、求職者数が前年比10・5%増だった。
同時に発表した21年12月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は0・89倍で、前月と変わらず横ばいだった。(小谷千穂)