経済
ワールドが黒字転換 21年4~12月期 ブランド整理、利益率引き上げ
アパレル大手のワールド(神戸市中央区)が3日発表した2021年4~12月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が32億9400万円の黒字(前年同期は78億2千万円の赤字)に転換した。構造改革で収益性の低いブランドを廃止し、値引き販売を減らすなど利益率を引き上げた。
売上高は前年同期比5%減の1262億3千万円だった。構造改革により店舗が前年同期比で635カ所減ったほか、新型コロナウイルス禍で来店客が減少したことが響いた。
22年3月期の連結純損益は、子供服大手ナルミヤ・インターナショナルの連結子会社化を進める費用を計上することから5億2900万円の黒字(前期は171億4900万円の赤字)を見込む。
売上高は前期比1・6%増の1831億7900万円、営業損益は21億4700万円の黒字(同216億3700万円の赤字)を予想している。(塩津あかね)



















