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小野産業団地 金物卸の藤原産業HD、食品商社の石光商事など4社グループ進出へ

2022.02.18
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 兵庫県企業庁は、ひょうご小野産業団地(兵庫県小野市)の第2期分譲用地に、金物卸の藤原産業ホールディングス(HD、同県三木市)などの4社グループが進出すると発表した。4グループの総投資額は186億円で、計290人の雇用を計画している。同庁は個別に契約を結んだ後、9月以降に用地を引き渡す。

 新たに分譲したのは、全5区画の計16・2ヘクタール。昨年12月に10事業者から応募があり、うち4グループが4区画(12ヘクタール)への進出を決めた。残りの1区画については、事業者が進出のための提案を取り下げた。

 4区画に進出するのは、藤原産業HDのほか、食品製造のタイヘイ(千葉県匝瑳市)▽食品容器製造最大手のエフピコ(広島県福山市)▽食品商社の石光商事(神戸市灘区)-の各社グループ。

 藤原産業HDは、新型コロナウイルス禍の「巣ごもり消費」などで需要が伸びたDIY(日曜大工)用品の倉庫と集配送拠点を計画する。タイヘイは配送用の食品工場を、エフピコを主体とするグループはリサイクルに向けた選別・配送施設をそれぞれ建設する。石光商事は子会社とともに、コーヒーかすのペレット(粒)を熱源にしたコーヒー豆のばいせんに取り組む。

 県企業庁によると、残り1区画は、2022年度以降に分譲方法も含めて検討する。(大島光貴)