経済
日本盛が医薬品の通販へ参入 神経痛、肩こり解消へ新商品 酒造、化粧品に次ぐ柱に
日本盛(兵庫県西宮市)は、医薬品の通信販売事業に参入した。神経痛、肩こりの解消に効果があるという第3類医薬品「フシコウコウEZ錠」を発売。新規事業で2020年に創設した化粧品ブランド「ケセラセラ」に次ぐ第3の柱に位置付ける。
同社は一昨年以降、新型コロナウイルス禍対策として手指消毒用の高濃度エタノール製品を製造し、自治体や一般向けに提供してきた。
社員から「より社会に貢献できる取り組みを」と声が上がり、21年に医薬品販売の許可を受けた。
フシコウコウEZ錠は、ビタミンB12のメコバラミンや、ビタミンB1誘導体のフルスルチアミン塩酸塩などを配合し、神経痛、筋肉痛、関節痛、手足のしびれ、眼精疲労などを緩和する。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられる「すべての人に健康と福祉を」の実現につなげる。
日本盛の担当者は「日本酒メーカーの新たな挑戦。お客さまの悩みを解消できる商品を提供したい」と意気込んでいる。
90錠入り(30日分)、参考価格4400円。同社オンラインショップ限定で販売する。(赤松沙和)