経済
日工が山口の産業機械メーカー買収 環境関連製品の生産拡大へ
アスファルトプラント大手の日工(兵庫県明石市)は2日、産業機械製造の宇部興機(山口県宇部市)を1日付で完全子会社化したと発表した。買収額は非公表。産業廃棄物リサイクル設備など、新たな事業の柱と位置付ける環境関連製品の生産拡大を狙う。同日付で同社社長に、日工の山田和寛執行役員(51)が就いた。
宇部興機は油圧配管工事や産業設備機器製造、プラント工事などを手掛け、日工が強みとする燃焼装置や乾燥設備の製作、施工実績もある。1969年設立、従業員71人。2021年3月期の売上高は25億円。
日工はこれまでに、廃石こうボードの再生処理設備や汚染土壌浄化設備などの納入実績もあるが、宇部興機の工場を活用することで環境関連製品の生産を増やし、販路を拡大したい考え。19年に発表した中期経営計画ではM&A(合併・買収)を進め、10年間で新規事業の売上高を100億円とする方針を掲げている。
日工は50年度のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)を目指し、燃焼装置の燃料を重油から水素に転換する開発も計画している。将来的には宇部興機が手掛ける水素ガス貯蔵タンクとの相乗効果も狙う。(大島光貴)



















