ひょうご経済プラスTOP 経済 間伐材利用しホテルや住宅街に熱供給 29日、岩手の事業者がオンラインで講演

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間伐材利用しホテルや住宅街に熱供給 29日、岩手の事業者がオンラインで講演

2022.03.09
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岩手県紫波町のJR紫波中央駅前

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 エネルギーと環境の視点から持続可能な地域を描く「地エネと環境の地域デザイン協議会」(事務局・神戸新聞社)が29日午後2時半からオンラインで開かれる。岩手県紫波町のJR紫波中央駅前で地元の間伐材を利用した熱供給事業を展開する紫波グリーンエネルギー代表取締役の山口勝洋さんが講演する。

 同社は木質チップボイラーを中心とする駅前のエネルギーステーションから暖房と冷房、給湯に使う熱を、町役場やホテル、保育園、住宅街に供給している。

 会合では、早水電機工業(神戸市長田区)が路面に設置する太陽光発電照明など脱炭素社会に向けたインフラ関連事業を紹介。生活クラブ生協都市生活(兵庫県西宮市)と、小水力発電所の実現を目指す市民団体「自然エネルギーを地域で創る会」は、酒米の精米などで活躍した住吉川(神戸市東灘区)水車遺構散策マップの作製など活動を発表する。兵庫県のバイオマス活用推進計画2030の事例報告もある。

 協議会は年会費3万3千円で、シンポジウムなどに参加でき、地域のエネルギーや環境関連の記事、コラムのメルマガが配信される。分科会活動もある。詳しくは「地エネnote」のウェブページ、事務局TEL078・362・7073、078・360・0560