経済
客室直結、プライベートサウナで絶景堪能 姫路のホテルにフィンランド式の筒状「バレルサウナ」
貸し切りサウナで絶景を見ながら、「ととのう」体験を-。兵庫県姫路市広嶺山のホテル「セトレハイランドヴィラ姫路」に18日、サウナを備えた客室がオープンする。フィンランドに古くから伝わる筒状の「バレルサウナ」をテラスに設け、部屋から直接、サウナを楽しむことができる。
ホテルを運営するホロニック(神戸市東灘区)が、新型コロナウイルス禍でも安心してサウナを利用できる空間で、滞在そのものを楽しんでもらおうと企画。もともとバーや控室だった場所を改装した。
サウナで快感を得ることを意味する「ととのう」にちなみ、客室の名前は「TOTONOI(ととのい)」。広さ102平方メートルで、ベッドルーム2室やリビングを備え、2~7人で利用できる。南側に広がる28平方メートルのテラスに、サウナと水風呂を設けた。
サウナは宮崎県産のスギを使い、たるの形にデザイン。奥行き約2メートル、高さ約2メートルで、最大8人で利用できる。サウナストーブからの蒸気が円形の天井を伝って空間全体に行き渡るのが特長という。奥の壁は一面ガラス張りで、姫路城を中心に市街地の景色が見渡せる。14日の内覧会で、ホロニックの長田一郎社長は「実際に体験したが、景色の良さもあって他にはない感覚。ワーケーション需要も期待したい」と話した。
7人の利用で1人1泊2万7千円から。夕、朝食付きで、夏季は夕食をテラスでのバーベキューに変更できる。同ホテルTEL079・284・3010
(広岡磨璃)