経済
ウクライナ侵攻で原油高騰 兵庫県が資金繰りで相談窓口設置
ロシアによるウクライナ侵攻で原油価格が高騰し、中小企業や小規模事業者が影響を受ける恐れがあるとして、兵庫県は2日、産業労働部地域金融室に相談窓口を設置した。県の制度融資「経営円滑化貸付」を案内する。
制度は、売上原価のうち2割以上を占める原油などの仕入価格が20%以上上昇しているにもかかわらず、価格への転嫁が困難になっている事業者が対象。上限1億円、年利0・8%で、期間は10年以内。
2日の会見で窓口開設を説明した斎藤元彦知事は「今後、相談が増えることが予想されるため、早めに設置した」と話した。
相談は平日午前9時から午後5時半まで、県地域金融室(TEL078・362・3321)で受け付ける。県によると、県内には日本政策金融公庫や商工中金、県信用保証協会、各商工会議所などの相談窓口もある。(田中陽一)