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和田興産、新入社員4人 研修で新聞読み込む 情報収集法や論理的思考力習得へ

2022.04.22
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新聞記事を読み込み、業界の課題や解決策を話し合う新入社員ら=神戸市中央区栄町通4

新聞記事を読み込み、業界の課題や解決策を話し合う新入社員ら=神戸市中央区栄町通4

 不動産販売の和田興産(神戸市中央区)で、新聞を活用して仕事力向上を目指す神戸新聞社のNIB研修が行われた。和田興産の新入社員4人が受講し、座学やワークショップに取り組んだ。

 研修は、神戸新聞社教育事業戦略室の冨居雅人室長が講師を務め、計5時間実施。インターネット時代の情報収集法や日々の仕事に生かす新聞の読み方などを紹介した。

 ワークショップでは、新聞の中から担当業務に関する記事を探し、課題や解決策を発表。「入居対象者を限定した付加価値付き中古マンションのリノベーション」「防災・減災観点からの管理サービス創出」など、意欲的な提案が続いた。

 受講した総合企画部の女性(22)は「新聞は活字が多く苦手だったが、情報の要点がまとまった理解しやすいメディアだと知った。多角的に読み込んで仕事に役立てたい」と話した。

 和田興産は2018年からNIB研修を新入社員教育に導入。1年間の新聞購読も義務付けている。田中隆章人事課長(43)は「確かな情報で時代を読み解く力や連想力、論理的思考力などの大切さが学べる研修になっている」と話した。