経済
神戸の旧小学校で醸造したクラフトビールが飲める開放的な空間 元町に18日オープン
居酒屋チェーンのワールド・ワン(神戸市中央区)は、神戸市内で醸造したクラフトビールが楽しめる「オープンエア神戸元町店」(同)を18日に開業する。4月に醸造を始めた「オープンエア湊山醸造所」(同市兵庫区)のさまざまなクラフトビールを料理とともに味わえる。
同醸造所は、旧市立湊山小学校の校舎を活用する複合施設内に設置。元からの傾斜や溝が飲料の製造に適していた旧給食室を使う。施設を手掛けた村上工務店(同)と、ワールド・ワンの共同出資で設立したオープンエア(同)が運営する。
ビールは4月上旬に醸造を開始し現在12種類で、今後も旬のホップやハーブを使った商品を届ける。
店舗は同社の旗艦店としてオープン。1階にカウンター6席、2階にはレストランスタイルの42席を設ける。定番や季節限定のクラフトビールのほか、神戸ポークや地場野菜を使ったギョーザやパスタ、カレーなどの料理を提供する。缶ビールも販売する。
店舗前の三宮中央通りは、歩道ににぎわい空間をつくる国の新制度「歩行者利便増進道路」(通称・ほこみち)に指定されており、屋外にも席を設ける。オープンエアの村上豪英社長(49)は「開かれた空間でクラフトビールを楽しんでもらい、幅広い人が交流できる場になれば」と話す。
午前11時半~午後10時。18日のみ午後4時開店。オープンエア神戸元町店TEL078・392・1034
(赤松沙和)