経済
大丸神戸店6月売上、前年同月比30・4%増 高額品の好調続く
大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングが1日発表した6月の売上高速報によると、大丸神戸店(神戸市中央区)は前年同月比30・4%増だった。新型コロナウイルス禍前の18、19年と比べても10%以上の増と2カ月連続で2桁の伸び。入店客数は23・1%増え、コロナ禍で行動制限があった前年の反動が大きかった。
高額品の好調が続き、「美術・呉服・宝飾」が94・8%増。うち時計と、絵画などの美術はそれぞれ倍増した。高級ブランドなどの「特選婦人服・洋品」も42・8%増だった。
出歩く機会が増えたことに伴い、化粧品(24・1%増)、特選を除く婦人服(14%増)、紳士服(39・3%増)なども好調だった。
兵庫県内の他の大丸店舗は、須磨店(神戸市須磨区)が11・3%減、芦屋店(芦屋市)は4・3%増だった。(広岡磨璃)