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ネスタ神戸、100億円投じ新施設やホテル整備 サムティと刀が買収「地域活性化のモデルに」

2022.07.05
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ネスタリゾート神戸の経営権を取得したサムティの小川靖展社長(左)と刀の森岡毅CEO=大阪市北区梅田1、ヒルトン大阪

ネスタリゾート神戸の経営権を取得したサムティの小川靖展社長(左)と刀の森岡毅CEO=大阪市北区梅田1、ヒルトン大阪

ネスタリゾート神戸の全景(ネスタリゾート神戸提供)

ネスタリゾート神戸の全景(ネスタリゾート神戸提供)

神戸新聞NEXT

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 不動産開発会社のサムティ(大阪市)とマーケティング会社「刀」(同)は5日、三木市の大型複合リゾート施設「ネスタリゾート神戸」の経営権を取得し、運営を引き継いだと発表した。5年間で100億円を投じ、エリアを広げて新たな施設を整備し、敷地内のホテルの稼働率向上も目指す。(塩津あかね)

 運営してきたパチンコ店などを営む延田エンタープライズ(同)の子会社の株式を、サムティが60%、刀が40%を出資する運営会社が取得した。土地と施設も今後、延田側から移管する。買収額は非公表。従業員は引き続き雇用し、営業は継続する。

 ネスタは2016年、経営破綻した年金保養施設「グリーンピア三木」の跡地で開業。甲子園球場60個分に当たる敷地約230万平方メートルの半分が未活用といい、新たな遊戯施設を設ける。周辺の遊休地を含めた開発も検討する。ホテル運営の実績があるサムティのノウハウを活用し、ホテルの改装などで稼働率の底上げを図る。

 刀はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を再建した森岡毅氏(伊丹市出身)が最高経営責任者(CEO)を務め、18年からネスタと協業していた。

 大阪市内で記者会見した森岡氏は、現行の「大自然の冒険テーマパーク」というコンセプトを維持しつつ「経営に直接携わることで、国内外から集客し、地域活性化のモデルになるようなテーマパークにしたい」と意欲を示した。

 ネスタは20年、償却(設備投資などに伴う返済額)を除いた営業利益が、開業以来初の黒字化を達成。今年1~3月期は過去最高の売上高となったが、現在も償却負担が重いという。サムティの小川靖展社長は「数年で償却後に利益を出せる体制をつくりあげたい」と話した。