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ホテルニューアワジが新たに4宿泊施設開業へ 京都、彦根、洲本の施設を再生

2022.07.11
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京都市の八坂神社近くにオープンを予定する旅館のイメージ図(ホテルニューアワジ提供)

京都市の八坂神社近くにオープンを予定する旅館のイメージ図(ホテルニューアワジ提供)

 ホテルニューアワジ(洲本市)の木下学社長は11日、京都市と滋賀県彦根市、洲本市で新たに計4件の宿泊施設の開設計画を明らかにした。いずれも既存の施設を再生し、2024年ごろまでの開業を目指す。

 京都市では2カ所を計画する。東山区の八坂神社近くで買収した料理旅館を改修し、全室露天風呂付き13室の旅館にする。現在工事中で年内開業を目指す。右京区の宇多野地区では、戦前に電力会社重役の邸宅だった「旧鳴滝寮」を取得し、高級宿泊施設に再生する。京都市に申請手続き中で、年明けの着工、24年春開業を予定している。

 彦根市では昨年閉館した旧彦根ビューホテルを改修し、温泉やグランピング施設を導入。琵琶湖の景観を生かしたホテルとする。洲本温泉街の一角では、民間会社の保養所跡などを再整備する。一部新築し、二十数室の「島内で最も高級な路線」の宿にする。

 ニューアワジグループは淡路島のほか、神戸、岡山、香川などでホテルを展開。京都は2、3件目、滋賀は初となる。木下社長は「コロナ禍から反転攻勢に出て、それぞれの地域に貢献したい」と話した。

 木下社長はこのほか、洲本温泉で昨年始めたクルーザー宿泊サービスの2艇目導入や、「空飛ぶ車」の実用化に備えたヘリコプター発着施設の整備構想も明らかにした。(内田世紀)