経済
アイスに香るハーブは神戸港育ち さわやかな海風に誘われ開発 早駒運輸×神戸親和女子大
海運会社の早駒運輸(神戸市中央区)と神戸親和女子大(神戸市北区)は神戸港にちなんだアイスキャンディーとサシェ(香り袋)を共同開発した。同社社員と同大心理学科の学生が企画し、同社が運航する神戸シーバスの遊覧船「boh boh(ボーボー) KOBE」のデッキなどで育てたハーブを活用した商品に仕上げた。
両者はスポーツ振興や女性活躍の分野で産学連携を続けている。今回は若手社員と学生らが10カ月間、商品開発に向けて議論やプレゼンテーションを重ねてきた。
注目したのは遊覧船が運航する神戸港。さわやかな海風に含まれる海塩粒子はミネラルが豊富で、船上や桟橋で栽培したハーブを材料に使うことを決めた。
アイスキャンディー「ハーブハーバーアイスポップ」はカモミールのさわやかさとフルーツの甘みが特徴。「マリンフロートサシェ」にはリフレッシュ効果があるとされるレモングラスを使い、浮輪をイメージした形にした。
同大3年の山口桃佳さん(20)は「風味と色合いの調整や価格設定など難しい点があったが、いい商品に仕上がった」と自信をのぞかせる。
アイスキャンディーは350円、サシェは500円(いずれも税込み)。22日から船内で販売する。
神戸シーバスTEL0120・370・764






















