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日の出グループ、社会福祉連携推進法人に認定 兵庫県内で初

2022.08.09
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斎藤元彦知事(右)から認定書を受け取った日の出医療福祉グループの大西壯司代表(中央)=兵庫県庁

斎藤元彦知事(右)から認定書を受け取った日の出医療福祉グループの大西壯司代表(中央)=兵庫県庁

 兵庫県は8日、介護施設などを運営する社会福祉法人が資金調達や人材確保で協力し合う「社会福祉連携推進法人」に、一般社団法人「日の出医療福祉グループ」(加古川市)を1日付で認定したと発表した。4月の制度開始以来、兵庫県内では初の認定で、全国では3番目となる。

 中小規模の社会福祉法人の経営基盤を強化し、安定した事業運営につなげるため、2020年に社会福祉法が改正され、制度が創設された。複数の事業者が一般社団法人を設立し、共同で資金調達や人材獲得、物資調達などに取り組む。

 日の出グループは傘下に社会福祉法人や医療法人があり、老人ホームや保育所、診療所を運営。法律に先行し16年に一般社団法人を設立した。現時点で、グループの3法人が取り組みに参加。2年後に加古川と神戸から2法人が加わる予定。

 この日は、斎藤元彦知事が同グループの大西壯司代表に認定書を手渡した。大西代表は「徐々に連携する法人を増やし、地域の社会福祉の向上につなげたい」と話した。(塩津あかね)