経済
ガラス瓶ずらり5000本超 製造最大手・日本山村硝子が非公開の展示室で子ども向け学習会
ガラス瓶製造最大手の日本山村硝子は18日、兵庫県尼崎市の関西本社で子ども向けの環境学習会を開き、通常は一般非公開の瓶展示室「クリエイティブ・デザイン・ルーム」を公開した。同県西宮市が共催。同市から参加した親子約30人は、多種多様な瓶のコレクションをじっくりと鑑賞していた。
展示室には、長年にわたり国内外で収集された5千本を超える多種多様な瓶が並ぶ。普段は、取引先との商談や社内の会議の際に、製品企画の参考などに使われているという。
展示物は、軽さを追求した自社製品や、社員が出張で集めた海外製品、年代物の品などさまざま。色や大きさ、形も多彩で、同県西宮市の親子は「めちゃ軽い!」「『自由の女神』の形の瓶がある!」などと興奮しきりだった。
学習会では、ガラス瓶について、砂や石灰など天然素材を中心につくられ、リサイクルも可能などと解説。同社の担当者は「SDGs(持続可能な開発目標)を考えるきっかけになれば。また、瓶は並んでいるだけで雰囲気があることも知ってもらえたら」と話していた。(大盛周平)