経済
野菜や花の葉食い荒らす、ガの幼虫多発 兵庫県が注意報、防除を呼びかけ
兵庫県病害虫防除所(加西市)は、野菜や花、豆の葉を食い荒らすガ「シロイチモジヨトウ」の幼虫が多発しているとして、発生予察注意報を県全域に出した。生産者に防除を呼びかけている。
シロイチモジヨトウは幼虫がキャベツ、ハクサイ、ネギやカーネーション、キク、大豆、アズキなどの葉を食害し、商品価値を落とす。6月以降、加西市と南あわじ市、朝来市の調査用畑での捕獲数が平年の約3倍に上った。幼虫も淡路島の農地で平年より早く発生し、その数も多いという。
同防除所は、今後も気温は平年より高く推移すると予想され、活動が活発になるとみられると指摘。担当者は「キャベツやハクサイは今後植え付けが始まるが、すぐ産卵される可能性があるので注意してほしい」と話している。(森 信弘)






















