経済
和風な赤看板が目印「やきとり大吉」白基調のモダンな雰囲気に 鳥や野菜料理を充実、ラーメンも提供
赤い看板でおなじみ「やきとり大吉」が、白と明るい木目の外観に変貌する。フランチャイズ(FC)展開するダイキチシステム(大阪市)は、ブランドを改め、刷新1号店となる青木店を9月2日、神戸市東灘区にオープンする。ロゴや内装も、白が基調のモダンな雰囲気に新調する。
同社は、直営店は置かずにFC本部機能のみの経営。1978年に尼崎市に1号店を開き、今年8月末現在で520店を全国展開する。店舗の刷新は、2027年の設立50年に向けた「第2の創業」プロジェクトの一環。八角形の新しいロゴを看板やちょうちんに配し、外から店の中が見え、入りやすい店構えにした。
店内は、茶色が目立つ重厚な雰囲気から、白いタイルや照明で落ち着いたたたずまいに変更。新店の料理数は45点と既存店から約2割減らす。3分の1が新商品で、串の変わり種やレバームースなどの鳥料理、野菜のつまみを充実。ラーメンやデザートも新設した。
呉田弘之社長は「赤い看板はよく目立ち、和風の内装にも愛着があるが、『入りづらい』という声もあった。新店で居心地の良さを感じてほしい」と話した。
青木店は自社物件の新規出店で、約43平方メートル、カウンターとテーブルの計20席。赤い看板の既存ブランドは残しつつ、自社の約60店舗を中心に順次、新装するという。(広岡磨璃)























