経済
トーホー、3年ぶり最終黒字に 外食向けの食品卸が増収 22年7月中間連結決算
トーホー(神戸市東灘区)が9日発表した2022年7月中間連結決算は、外食向けの食品卸が新型コロナウイルス禍から回復して増収となり、中間ベースで3年ぶりに最終黒字となった。コスト削減も進み、営業利益はコロナ禍前の19年同期を上回った。
業務用食品卸事業は、ホテルや居酒屋向けが大きく伸び、売上高は前年同期比17・8%増の686億4200万円。業務用食品販売店「A-プライス」事業も6・6%増の180億4200万円だった。それぞれ、不採算取引の解消などでコスト削減が進んだ。一方、食品スーパー事業は競争激化で10・6%減の79億8200万円だった。
また、24年1月期までの中期経営計画(3カ年)について、連結売上高2100億円などの目標値を「未定」に改めた。業況の改善が想定以上に進んだためという。(広岡磨璃)



















