経済
ウェディングから家族記念まで切れ目なく事業に 写真撮影のデコルテHD、ミクシィと提携
結婚や七五三、成人式など節目の写真撮影を手がけるデコルテ・ホールディングス(HD、兵庫県芦屋市)は28日、子どもの写真・動画共有アプリなどを展開するIT大手ミクシィ(東京)と資本業務提携を締結したと発表した。互いのサービスを生かし、フォト事業の拡大を図る。
デコルテHDは、挙式せずに写真を撮ったり、別の日に撮影したりする「ウエディングフォト」と、家族の成長を写真に収める「アニバーサリーフォト」が主力。全国に8ブランド計26店舗を構える。
ウエディングフォトの顧客にとって、次の節目となりうる「子どもの誕生」までには一定期間かかることが多く、アニバーサリーフォトとの連動が課題だった。ミクシィの写真・動画共有アプリは、子どもの幼少期からの画像をアルバム形式で保存、家族で共有でき、国内外で1500万人以上が利用。両社が互いのサービスを連動させ、各事業のさらなる成長を狙う。
ミクシィは、デコルテHDの発行済み株式の27・03%を約18億6400万円で現在の筆頭株主から30日付で取得。筆頭株主になる。
(赤松沙和)