経済
おうちでごちそう味わえる! ロック・フィールドが冷凍食品新ブランド 11月、ハンバーグやスープなど30種発売
総菜大手のロック・フィールド(神戸市東灘区)は、冷凍食品の新ブランド「RFFF(ルフフフ)」を11月に立ち上げ、冷食市場へ本格参入する。ハンバーグやスープ、リゾットなど30種類から徐々に商品群を広げ、2025年に売上高10億円を目指す。冷食市場では後発だが、長年総菜業界をけん引してきたノウハウを商品開発に生かし、事業の柱に育てる考え。
同社は2017年ごろから冷凍食品の開発や販売を開始。技術の進歩に加え、新型コロナウイルス禍で家庭向け冷食市場が拡大しており、本格参入を決めた。
ブランド名は「Rock Field Frozen Foods」の頭文字。笑みのこぼれる喜びを表現した。中心価格帯は800~900円台。高級スーパーやインターネット通販で販路を広げていく。
13日には東京都内で発表会を開き、魅力をアピール。口当たりの滑らかさまで計算したスープや、キノコの風味を生かしたリゾット、もっちりとした食感を出すため試作を重ねた玄米ロールなどを紹介した。
同社の古塚孝志社長は「(冷凍食品は)保存食としてではなく、自宅でごちそうを味わう商品として広まりつつある」と説明。「総菜事業の始まりである『レストランの味を食卓に』へ原点回帰しながら、手間暇かけた冷凍食品としてブランド化を目指す」と意気込んだ。(末永陽子)