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未来のうめきた2期、バーチャルで体感を アバター同士の出会いも 再開発事業者が現地で企画

2022.11.22
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複合現実の技術を使い、屋外で仮想空間を楽しめる実証実験のイメージ(ティフォン提供)

複合現実の技術を使い、屋外で仮想空間を楽しめる実証実験のイメージ(ティフォン提供)

 オリックス不動産や三菱地所などは23~27日、JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期」の公園「外庭スクエア」で、仮想空間を屋外で体験する実証実験を行う。国内では初めての試みで、オンラインでアバター(分身)を使って仮想空間に入った人との会話もできる。街開き後に本格導入する計画だ。

 仮想現実(VR)や現実空間に仮想の映像を重ねる「複合現実(MR)」と呼ばれる技術を活用。最新型の専用眼鏡を着けて歩くと、地面に花畑が広がり、ビルの手前に動物が現れる空間を体験できる。

 うめきた2期は、両社などが再開発を手がける。敷地約9ヘクタールで、半分が都市公園となり、2024年夏に先行街開きをする予定。テーマとしている「緑とイノベーション(革新的な価値創造)の融合」を体感してもらおうと、VRやMRの関連事業を手がけるティフォン(東京)と協力してMRに取り組んだ。

 雨天中止。予約制で若干の空きがある。予約サイト(https://airrsv.net/e-garden/calendar)(高見雄樹)