ひょうご経済プラスTOP 経済 兵庫のおもてなし、特製弁当に 老舗駅弁メーカー2社、大学生と商品開発 試食会での評価は?

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兵庫のおもてなし、特製弁当に 老舗駅弁メーカー2社、大学生と商品開発 試食会での評価は?

2022.12.14
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まねき食品、淡路屋がそれぞれ学生と開発を進めているちらしずし(左)といなりずしの弁当=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

まねき食品、淡路屋がそれぞれ学生と開発を進めているちらしずし(左)といなりずしの弁当=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

淡路屋と学生が開発中の「#まるっとひょうご五国いなり」=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

淡路屋と学生が開発中の「#まるっとひょうご五国いなり」=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

まねき食品と学生が開発中の「兵庫の味力まるっとちらし寿司 ミルベルフルール」=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

まねき食品と学生が開発中の「兵庫の味力まるっとちらし寿司 ミルベルフルール」=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

来夏の販売に向け、開発中の弁当を試食する学生ら=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

来夏の販売に向け、開発中の弁当を試食する学生ら=神戸市中央区加納町4、JR西日本兵庫支社

 兵庫県やJRグループが来夏に展開する大型観光事業「兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、県内の老舗駅弁メーカー2社と大学生がタッグを組み、特製弁当の開発を進めている。味はもちろん「映(ば)える」見た目や、持続可能な開発目標(SDGs)へも目配り。13日に試食会があり、学生たちが試作品をアピールした。来年7月の発売予定。

 兵庫の食文化を味わえる弁当をつくろうと兵庫DC推進協議会が企画し、淡路屋(神戸市東灘区)とまねき食品(姫路市)が参加。淡路屋は甲南大と関西国際大の学生各2人、まねきは関西学院大の2人と、それぞれ今夏から開発を重ねた。

 同日は中間発表に当たり、淡路屋チームはいなりずしを提案。摂津の「神戸牛有馬煮いなり」など、兵庫五国の特産品で5種類のいなりずしを作った。

 まねきチームはちらしずしを発表。パッケージは華やかさを前面に出し、インスタグラムも絡めたキャンペーンも提案した。

 料理人ら助言者は味などを高く評価した上で、「開けたときの見た目をもっと華やかに」「箸休め的なものを加えては」とコメント。甲南大3年の上村優以花さん(20)は「助言を踏まえ、弁当の中身や封入するチラシを工夫したい」と話した。(広岡磨璃)