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モノタロウ 12月末で尼崎の物流拠点閉鎖、猪名川に移行へ 工具ネット通販最大手

2022.12.15
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モノタロウの拠点が入る物流不動産大手プロロジスの大型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」(左)と「同2」(同社提供)

モノタロウの拠点が入る物流不動産大手プロロジスの大型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」(左)と「同2」(同社提供)

自動掃除機風のロボットが商品棚を下から持ち上げ、動き回るモノタロウの猪名川の物流拠点内部=2022年5月、兵庫県猪名川町差組

自動掃除機風のロボットが商品棚を下から持ち上げ、動き回るモノタロウの猪名川の物流拠点内部=2022年5月、兵庫県猪名川町差組

 工具インターネット通販最大手のMonotaRO(モノタロウ、兵庫県尼崎市)は15日、尼崎市の物流拠点を、12月末で閉鎖すると発表した。無人搬送ロボットで効率性を高め、4月から稼働している同県猪名川町の拠点に機能を移す。

 猪名川の拠点稼働後に順次、尼崎の機能移転を進めてきた。閉鎖に伴う費用・損失は計9億6500万円を見込む。猪名川は、フル稼働する2023年中に、延べ床面積約19万4千平方メートルに拡大。同社最大規模の物流拠点になるという。

 尼崎の拠点は、大型物流施設に入居する形で14年から稼働し、ピーク時は延べ床面積約4万4千平方メートルを活用。同社拠点初の本格的な自動化設備を導入していた。(広岡磨璃)