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神戸空港「国際化」を世界にPR 5月神戸で関西初の空港国際会議 関西エアポートがホスト役

2022.12.30
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神戸空港=2022年1月、神戸市中央区神戸空港1

神戸空港=2022年1月、神戸市中央区神戸空港1

 世界の空港管理者でつくる「国際空港評議会(ACI)」のアジア太平洋地域総会が2023年5月16~18日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれることが分かった。日本では18年に千葉市で開かれて以来2度目、関西では初開催となる。アジア地域の空港・航空関係者ら300人以上が参加する見通し。神戸、関西、大阪(伊丹)の3空港を運営する関西エアポートがホストを務める。

 総会は、ACIのアジア太平洋地域事務局(本部・香港)が06年から毎年開催。空港の運営などに関する基準や航空政策を共有し、最新動向や将来像を議論する場として定着している。

 20年に奈良市で予定されていたが、新型コロナウイルス禍で中止に。21年は中東のオマーン、22年はシンガポールで開かれた。関西エアによると、23年については神戸空港の国際化が合意に至る前に開催が決まっていたが、神戸での25年の国際チャーター便受け入れ、30年前後の国際定期便就航をアジア各国にアピールする機会となりそうだ。

 ACIは、アジア太平洋地域▽北米▽欧州▽中南米カリブ海▽アフリカ-に分かれ、アジア太平洋は46カ国・地域の127事業者が加盟。運営する空港は618カ所に上る。国内では関西3空港(関西エアポート)と成田、羽田(日本空港ビルデング)、中部、福岡の各空港が参加している。

 関西エアは「環境問題などで有意義な議論を進め、25年の大阪・関西万博など、関西の魅力をアピールしたい」としている。