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食品や日用品を専用容器で販売、回収し再利用 イオンがごみ削減へ導入、全国100店舗に

2023.02.04
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ループ専用の容器に入った商品(右)と包装を剝がした空き容器。返却箱(中央奥)で回収する=伊丹市池尻4

ループ専用の容器に入った商品(右)と包装を剝がした空き容器。返却箱(中央奥)で回収する=伊丹市池尻4

専用容器の返却を実演する兵庫県の服部洋平副知事(左)=伊丹市池尻4

専用容器の返却を実演する兵庫県の服部洋平副知事(左)=伊丹市池尻4

 流通大手のイオン(千葉市)がプラスチックごみの削減に向け、食品などを再利用できる容器で販売、回収し、再利用につなげる店舗が3日、全国100店に到達した。同日、兵庫県内の8店を含む14店が取り組みを始めた。

 米国発祥の循環型商品提供システム「Loop(ループ)」と呼ぶ取り組み。食品や日用品などを売る際、プラスチックなどの使い捨て容器を使わず、ガラスやステンレス製の専用容器で販売。容器を回収、洗浄し、再販売に利用する。

 日本では、取り組み関連サービスを担う会社ループジャパン(横浜市)とイオンが2021年5月から始めた。店内の専用コーナーで、商品とともに返却箱を設置。参加するメーカーのガムやケチャップ、洗剤など15品目を販売する。

 この日から伊丹や姫路、明石など6市町の8店が導入。県内の実施店は、昨年10月からの西宮市の2店を含む計10店となった。導入拡大に合わせ、県が進める「ひょうごプラスチック資源循環コンソーシアム」に、イオンリテール(千葉市)とループジャパンの親会社が加わった。

 専用コーナーが新設されたイオンスタイル伊丹昆陽(伊丹市)では節目を記念し、容器回収などの実演会があった。イオンリテールの担当者は「ごみ削減へ認知度を高め、メーカーへの参加呼びかけに力を入れたい」と話した。