経済
ケンミン食品、冷凍3商品の販売休止へ 「エビ玉ビーフン」など、卵の価格上昇で
ビーフン最大手のケンミン食品(神戸市中央区)は8日、冷凍のビーフンなど3商品の販売を4月1日から休止すると発表した。鳥インフルエンザの流行で原材料の鶏卵が不足し、必要量の確保が困難なため。
販売休止は「エビ玉ビーフン」が8月末まで。「はるさめの炒め物 鶏ひき肉・野菜入り」と「お米の平めんでつくったパッタイ」は期間未定。それぞれ錦糸卵やスクランブルエッグを使っており、価格はいずれも同社オンラインショップで2食480円。
昨年3月~今年2月の販売実績は、はるさめが約120万食、エビ玉が約76万食、パッタイが約38万食。同社広報室は「原材料確保に努め、早く販売を再開したい」としている。
昨秋からの鳥インフルエンザ感染拡大で鶏の殺処分が増加し、卵の価格が上昇。食品業界では、卵を使った商品や外食の一部メニューで販売中止が相次いでいる。