経済
不漁のイカナゴ・シンコ漁、淡路の2漁協が今年の漁終える ほかの漁業者も対応協議へ
播磨灘でイカナゴのシンコ(稚魚)漁を行う育波浦漁協(兵庫県淡路市)と室津浦漁協(同市)の漁業者らは16日、漁獲量が減少傾向にあるため、今年の漁を同日で終えると決めた。ほかの淡路島西岸、明石以西の漁業者らは17日に協議する。大阪湾は8日に終漁している。
大阪湾と播磨灘のシンコ漁は4日に解禁した。両漁協には、シンコ漁を行う同島西岸の漁業者の9割以上が所属。育波浦漁協の16日の漁獲量は約16トンと前日から半減した。シンコ漁は例年1カ月余り続いたが、2017年以降は漁獲量減少で短くなっている。早めの終漁により、来年以降の資源量を確保する。
同漁協の片山守組合長は「イカナゴが消滅するかもしれないという危機感を持って終漁を決めた」と話した。




















