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市街地でイノシシが出たらどうする? 仮想空間を歩き回って獣害を学べるサイト、兵庫県が公開へ

2023.03.27
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林に群れるシカの3次元画像を配した開発するサイトのイメージ(兵庫県森林動物研究センター提供)

林に群れるシカの3次元画像を配した開発するサイトのイメージ(兵庫県森林動物研究センター提供)

 兵庫県は2023年度、インターネット上の仮想空間を歩き回って、野生動物の生態などを学べる新たなウェブサイトを構築する。県内で農林業被害が相次ぐ中で、県森林動物研究センター(丹波市)が知見を生かし、野生動物対策や共生の在り方を考える場としての普及を狙う。サイトは今年秋にも公開予定で、順次内容を充実し、24年度にかけて改善を重ねていく。(三宅晃貴)

 県内でのシカやイノシシなど野生鳥獣による農業被害額は21年度、前年度比約5500万円増の約5億円と都道府県で3番目に多かった。同センターは、こうした被害防止に向けた生息数調査や対策を研究するとともに、県や市町と各集落での防護柵設置などの対策を進めている。

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