経済
市街地でイノシシが出たらどうする? 仮想空間を歩き回って獣害を学べるサイト、兵庫県が公開へ
兵庫県は2023年度、インターネット上の仮想空間を歩き回って、野生動物の生態などを学べる新たなウェブサイトを構築する。県内で農林業被害が相次ぐ中で、県森林動物研究センター(丹波市)が知見を生かし、野生動物対策や共生の在り方を考える場としての普及を狙う。サイトは今年秋にも公開予定で、順次内容を充実し、24年度にかけて改善を重ねていく。(三宅晃貴)
県内でのシカやイノシシなど野生鳥獣による農業被害額は21年度、前年度比約5500万円増の約5億円と都道府県で3番目に多かった。同センターは、こうした被害防止に向けた生息数調査や対策を研究するとともに、県や市町と各集落での防護柵設置などの対策を進めている。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。