リサイクルされた紙の素材を側面にあしらった陳列台。「アルマーニ」のアウトレット店で導入する＝神戸市北区、神戸三田プレミアム・アウトレット（ジョルジオ　アルマーニ　ジャパン提供）

リサイクル素材を棚や壁紙に使用した「アルマーニ」のアウトレット店舗＝神戸市北区、神戸三田プレミアム・アウトレット（ジョルジオ　アルマーニ　ジャパン提供）

　イタリアのファッションブランド「ジョルジオ　アルマーニ」の日本法人（東京）は２８日、神戸三田プレミアム・アウトレット（神戸市北区）の店舗を３０日に改装オープンすると発表した。壁など内装にリサイクル材を使うグリーンコンセプトの関西初店舗という。

　店舗名は「ＡＲＭＡＮＩ（アルマーニ）」。グループの複数ブランドの商品を扱い、面積は国内アウトレットでは最大の約４５０平方メートル。２００９年から営業し、全面改装は初めて。

　グリーンコンセプトはアウトレット店舗を対象に１９年から世界で展開しており、日本では３カ所目。壁面パネルや棚板に、廃棄された家具などをリサイクルした木材を使っている。試着室のカーペットには廃棄された漁網で作った生地、陳列台の側面には古紙でできた素材を施すなど、「可能な限りリサイクル材や再生可能な材料を使用している」という。日本法人は「商品の持続性を高めるアウトレット業態の店舗を通じて、環境保全を発信したい」と強調した。（広岡磨璃）