経済
パソナグループ、淡路島で高級外車のレンタカー開始へ 4月 ベンツやシボレー…観光客のニーズ見込む
淡路島へ本社機能の一部移転を進める総合人材サービスのパソナグループ(東京)は4月、島内でレンタカー事業を始める。ベンツやシボレーなどの高級外車をメインに貸し出す。付加価値の高い新サービスで、淡路のリゾート地としての魅力を高める。
同社は既に島内で社員を対象にカーシェアリングを実施し、約150台の車を管理。このノウハウを新事業に生かす。島北部はレンタカー店が少ないといい、高速バスや高速船で来た観光客のニーズも見込む。
貸し出しは4月1日からで、まず4車種7台を用意。全てオートマチック車で、日本人が運転しやすいよう右ハンドルの外車もある。価格は1日(10時間)当たり1万9200円から。
店舗は兵庫県淡路市夢舞台の同社オフィス内で、徒歩圏に高速バスの停留所がある。明石海峡航路の高速船の発着場、淡路インターチェンジ、パソナ運営の宿泊施設から店舗までの無料送迎や、各所への配車も可能。今後、神戸・三宮や新神戸への配車も予定する。
同社は「今までと違う島の楽しみ方を提供できる。島のリピーターにニーズがあるのではないか」と期待する。(中村有沙)