ひょうご経済プラスTOP 経済 阪急、阪神バスが今秋値上げ 兵庫・大阪エリアで10~50円 利用減や燃料高騰で26年ぶり

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阪急、阪神バスが今秋値上げ 兵庫・大阪エリアで10~50円 利用減や燃料高騰で26年ぶり

2023.03.31
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神戸新聞NEXT

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 神戸・阪神間で路線バスを運行する阪急バス(大阪府豊中市)と阪神バス(尼崎市)は31日、今秋に運賃を値上げすると発表した。両社の運賃値上げは、消費増税時を除くと1997年以来26年ぶり。

 阪急バスは9月1日、兵庫・大阪エリアで、160~800円の運賃を10~50円引き上げる。例えば、JR芦屋-芦屋浜営業所前は220円が230円に、阪急川西能勢口駅-パークタウン中央は350円が380円になる。神戸市北区の2路線と、宝塚市-兵庫県猪名川町間を走る1路線は運賃を据え置く。2024年秋にも最低10円の値上げを予定する。

 阪神バスは9月ごろ、尼崎市内の210円区間と、それ以外の220円区間をいずれも230円とする。その後さらに10円の値上げを予定する。西宮市-神戸市間を走る1路線の神戸市内乗降分と、大阪市内を走る2路線は210円を据え置く。

 少子高齢化などで利用客が減る一方、燃料高騰や今後見込まれる車両更新に対応する。阪急バスは3月31日、運賃の引き上げを国土交通省に申請。阪神バスも5月ごろの申請を予定している。(大島光貴)