経済
採用「増やす」2年連続増 県内主要企業、24年春入社 半数が初任給引き上げ
神戸新聞社は2日、兵庫県内の主要企業を対象に実施した2024年春入社予定の大学・大学院新卒者採用計画のアンケート結果をまとめた。23年春より採用を増やすと答えた企業の割合は前年から3・9ポイント増の45・9%と2年連続で増えた。新型コロナウイルス禍後を見据えた事業拡大や人材確保に向けて採用意欲は上昇。初任給を引き上げる企業は予定を含め、半数に上った。
アンケートは3月7~22日、219企業・団体を対象に実施し、181社から回答を得た(回答率82・6%)。一部で短大や高専、専門学校卒を含む。
採用を前年より「増やす」としたのは83社で、電気機器や機械などの製造業、金融業が目立った。理由(複数回答)は例年と同じく「人手不足」(66・3%)、「事業拡大」(34・9%)が多くを占めた。自由記述では「将来を見据えた人材確保」(化学)や「世代交代」(電気機器)などと、成長を視野に人材確保を急ぐ姿が浮かび上がった。
「同程度」は42・5%で、「増やす」との合計は前年比4・4ポイント増え、88・4%を占めた。「減らす」は3・3%、「未定」は7・7%だった。
初任給の引き上げは、50・3%の91社が実施、1年以内に実施予定とした。このうち、23年春に引き上げる企業は61・5%(56社)。政府が求める就活ルールで面接解禁となる6月より前に、採用の内定(内々定)を出すとした企業は70・2%と前年比4・5ポイント増えており、人材獲得競争の過熱ぶりを表した。
24年春の国内全体の採用傾向について、「増える」「やや増える」とみる企業は計71・3%。「減る」「やや減る」の計2・8%を大きく上回り、学生優位の「売り手市場」は今後も続きそうだ。(赤松沙和)



















