経済
六甲山の眺めはまるで絵画、高級スイートは1泊30万円 ホテルオークラが改装、調度品も神戸らしく
ホテルオークラ神戸(神戸市中央区)は、32階のスイートルームの1室を改装し、神戸らしさをテーマにした「KOBEプレミアムスイート」としてオープンした。地上100メートルからの景色を絵画のように見せる窓の装飾を施し、神戸をイメージした工芸品もそろえた。付加価値を高め、国内旅行を中心に集客を図る。
同ホテルは新型コロナウイルス禍中から客室の改装、改修に着手。大阪・関西万博に向け、スイートルームから順次進めている。
114平方メートルで主にリビングとツインの寝室で構成。山側の大きな窓の上下には木板が配され、眺望はまるで絵画のよう。兵庫県内の作家らの木工品や神戸港に着想を得た青色の陶器、いかり形の調度品も並ぶ。
神戸市内からの予約が多く、改装を担当した同ホテルの西谷絢加さん(36)は「神戸らしい眺めを存分に味わい、滞在を楽しんでほしい」と話している。
正規料金は2人1泊29万950円。28日まで、同9万8千円のキャンペーンを実施している。同ホテルTEL078・333・3555(広岡磨璃)