経済
神戸阪急本館4階、改装オープン 「神戸らしい暮らし」フロア全体で提案 三つの自主編集売り場
約20年ぶりに全館改装中の神戸阪急(神戸市中央区)で、テーマの一つ「ライフスタイル提案型フロア」の第1弾となる本館4階が26日、開業した。三つの自主編集売り場を核に構成。「洗練された上品で華やかな暮らし」をファッションと雑貨で提案する。
フロア全体で神戸らしい暮らしを表現。本館4階の構成は、美しいものに囲まれた暮らしを好む神戸の「母と娘」像から着想した。
中心部には、友人を呼ぶ「おもてなし」の場面に沿った商品を展開。高級洋食器や造花、紅茶をそろえ、テーブルコーディネートも提案する。美術品のギャラリーも設置した。
東側は自宅や旅先での時間をイメージ。ベッドやソファにパジャマ、リゾート風衣料を配した。せっけんなどバスグッズも並ぶ。西側は「神戸エレガンス」のファッションを提案。「全部かわいい」がテーマの自主編集売り場では国内外20以上のブランドのフリル付きワンピース、ロングドレスなどが並ぶ。普段使いの和装も提案する。
杉崎聡店長は「百貨店ならではの品ぞろえで、日常が幸せになる提案をする。神戸阪急ならではの強みにしたい」と話し、続く本館5、6階の改装にも意欲を見せた。(広岡磨璃)