ひょうご経済プラスTOP 経済 阪急阪神百貨店の生鮮バイヤーが発案 明石鯛の競り、漁港で見学「ツアーで産地の魅力紹介」 明石

経済

阪急阪神百貨店の生鮮バイヤーが発案 明石鯛の競り、漁港で見学「ツアーで産地の魅力紹介」 明石

2023.05.01
  • 印刷
赤い帽子の仲買人と同じ場所に立ち、競りを見学するツアー参加者(左手前)=明石市岬町

赤い帽子の仲買人と同じ場所に立ち、競りを見学するツアー参加者(左手前)=明石市岬町

 阪急阪神百貨店の阪神梅田本店(大阪市)で扱う生鮮食品の産地を訪れるツアーが、兵庫県明石市の明石浦漁港で初開催された。大阪や京都から11人が参加し、白熱する競りを見学。明石鯛の料理教室もあった。

 阪急交通社と同百貨店が企画。同本店の生鮮バイヤーが、「産地の魅力を知ってもらい、各地の活気づくりにつなげたい」と発案し、ツアーにも同行した。

 参加者は、名物の明石鯛などが次々と競りにかけられる様子を、仲買人と同じ台に上がって見学。その後移動し、タイのうろこを衣に使ったコロッケ、鯛めしを調理して食べた。

 大阪府寝屋川市の女性(63)は「いつも明石産を狙っている。いけすでしっかり生かしていて、新鮮さの理由が分かった」。案内役を務めた明石浦漁協の高山淳子さん(68)は「皆さん興味津々で、ますます魚を好きになってくれそう」と喜んだ。

 6月27日には尼崎市公設地方卸売市場で、ウナギの串打ちや炭火焼きの体験ツアーがある。(広岡磨璃)