経済
尿路感染症患者の尿から抗菌薬の有効性判断 シスメックスが製品化、欧州で発売 検査期間4日→30分に短縮
シスメックス(神戸市中央区)は、ぼうこう炎など尿路感染症患者の尿から、抗生物質(抗菌薬)の有効性を調べる検査システムを欧州で発売した。従来は検査に2~4日かかっていたが、最短で30分に短縮できる。医師が抗菌薬を適切に処方できるよう支援し、抗菌薬の効かない「薬剤耐性菌」対策に生かす。
細菌を微細な管の中で培養し、計測する新技術を基に製品化した。尿検体を試薬に入れて検査装置に差し込むだけで測定でき、検査の専門家ではない人でも扱える。
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