経済
イタリアの老舗ジェラート店が神戸・元町のユーハイム本店に登場 アジア初進出、定番は16世紀のレシピ
洋菓子のユーハイム(神戸市中央区)は1日、イタリアの老舗ジェラート店「Badiani(バディアーニ)」を神戸・元町の本店内にオープンする。ジェラート発祥の地フィレンツェで1932年に創業。欧州で17店を展開している。アジアへは初進出となる。
バディアーニはフィレンツェを皮切りに、イギリスに12店、スペインに4店を展開。濃厚かつ素材の良さを生かした味で、数々の賞を受けてきた。今回、ユーハイムがバディアーニ社とライセンス契約を結んだ。
店舗内に別の店を出す「ショップインショップ」として、本店の1階奥に開く。16世紀のレシピに基づいた牛乳、卵、砂糖などシンプルな素材のジェラート「ブォンタレンティ」が定番品で、欧州でも1番人気という。オープン時は抹茶やヘーゼルナッツなども含め計12種類のフレーバーを用意。計16種類まで広げる予定だ。
店舗数も今後増やす計画で、河本英雄社長は「バウムクーヘンとの相性も驚きを超え、新しい発見だった。楽しみ方も含めて提案していきたい」と話した。来日したバディアーニ社のマッシモ・フランキ最高経営責任者(CEO)は「コスモポリタン(国際的)な神戸で、きっと気に入ってもらえると思う」と語った。
フレーバー2種類(カップ入り)が692円、3種類(同)が756円など。午前11時~午後6時。水曜定休日。(大盛周平)