経済
人物重視「サーチファンド」で事業承継 後継者の選択肢、広がる可能性 県内初、神戸の鹿島精機工業
神戸市北区に本社がある鹿島精機工業は、エアコン内部の金属部品「バルブプレート」を手がける専業メーカーだ。同社の経営は今夏、同社と縁のなかった中島祐さん(53)に引き継がれた。「サーチファンド(SF)」という仕組みを使った事業承継で、兵庫県内では初めて、全国で17件目の事例となった。(高見雄樹)
三田市境に近い田園地帯に本社がある同社。1962年創業で、バルブプレートの世界シェアは約3割(同社推計)を握る。日本(神戸、三田、長野)のほか中国、マレーシア、インドネシアに工場があり、金型から製品まで一貫生産する。年間売上高14億円。うち8億円を中国が占める。社員は日本に15人。海外を含めると計150人になる。
この記事は
会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。



















