経済
兵庫の金融経済「緩やかに回復」 基調判断、1年ぶりに引き上げ 日銀神戸支店
日銀神戸支店(神戸市中央区)が10日発表した兵庫県内の金融経済概況は、「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかに回復している」と、2022年11月以来、1年ぶりに基調判断を引き上げた。富裕層の高額消費がけん引し、百貨店販売額や新車登録台数が伸びたことが要因。
個人消費は、物価上昇に伴い、一部がスーパーの安価なプライベートブランド(PB)商品に置き換わったが、高額消費は堅調に推移した。神戸市内主要ホテルの平均客室稼働率は8月が70・1%、9月が68・8%と回復しており、個人客を中心に旅行需要は伸びている。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。