経済
中小・零細事業者支援の人材育成を 神戸大・家森教授、県内の金融機関向けに講演
中小・零細企業の事業再生をテーマにした兵庫県内の金融機関向けセミナーが27日、神戸市内で開かれ、神戸大経済経営研究所の家森信善教授が講演した。約100人の参加者を前に、家森氏は「現場で事業者を支援する職員を育てられるよう、人事・教育体系を整えて、地域を支える金融機関になってほしい」と述べた。
セミナーは県中小企業活性化協議会(神戸市中央区)などが開き、11回目。家森氏は、新型コロナウイルス禍では、返済能力に問題のある企業が平常時よりも倒産しなかったことをデータで示し、「経営者との対話で課題を見つけ出す作業が重要だが、そうした経験者が少ない地域金融機関が多い」と指摘した。
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