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六甲ケーブル、車両や線路など資産を阪神電鉄に承継 「上下分離」を導入 多額の安全投資に対応

2023.12.08
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六甲山観光が車両や軌道などの資産を阪神電気鉄道に承継する六甲ケーブル(六甲山観光提供)

六甲山観光が車両や軌道などの資産を阪神電気鉄道に承継する六甲ケーブル(六甲山観光提供)

 六甲ケーブルを運行する六甲山観光(神戸市灘区)は8日、ケーブル事業の資産を親会社の阪神電気鉄道(大阪市)に承継し、運行と設備管理に特化する「上下分離方式」を来年4月に導入すると発表した。

 六甲ケーブルは昨年、車両下のフレームに複数の亀裂が見つかり、2回にわたり計4カ月半運休した。安全性向上に多額の投資や修繕が見込まれることから、阪神電鉄の資金力を活用し、事業の継続を図る。

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