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JCRファーマが武田薬品との共同研究終了 希少疾患「ライソゾーム病」の治療薬開発、単独で続行

2023.12.20
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神戸新聞NEXT

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 バイオ医薬品メーカーのJCRファーマ(芦屋市)は20日、武田薬品工業と進める二つの共同研究開発のうち、一方を終了したと発表した。武田側の方針変更によるもので、JCRは独自に研究開発を続け、他社との提携も模索する。

 終了したのは希少疾患「ライソゾーム病」の治療薬につながる研究。2022年3月から、JCRの独自技術で薬効成分を患者の脳内に送り、治療を目指した。23年3月には、マウスで投薬効果を確認していた。共同研究開発の成果や特許はJCRに移され、今後は同社が単独で研究開発を続ける。

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