ひょうご経済プラスTOP 経済 尼崎に新物流施設、冷蔵対応も可能 国道43号や阪神高速と好アクセス、25年7月完成目指す

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尼崎に新物流施設、冷蔵対応も可能 国道43号や阪神高速と好アクセス、25年7月完成目指す

2024.01.16
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「兵庫尼崎物流センター」(仮称)のイメージ図=ラサール不動産投資顧問提供

「兵庫尼崎物流センター」(仮称)のイメージ図=ラサール不動産投資顧問提供

 不動産投資・運用会社のラサール不動産投資顧問(東京)は、複数の事業者が入居できるマルチテナント型の物流施設を尼崎市内に開設すると発表した。12日に着工した。2025年7月の完成を予定している。

 尼崎市西向島町の3万1480平方メートルの敷地に「兵庫尼崎物流センター」(仮称)を建設する。5階建て延べ床面積7万8940平方メートルで、1階には冷蔵対応可能な区画も整備する。

 国道43号に近く、阪神高速神戸線の尼崎西出入り口から1・8キロ、同湾岸線の尼崎末広出入口から3キロに位置する。近隣への配送から近畿圏、中国・四国方面に向けた広域配送まで、物流拠点として優れた立地と判断した。

 同社は米投資会社の日本法人。公的年金基金や機関投資家らから資金を預かり、不動産に特化した投資を行う。同社の永井まり執行役員は「大阪、神戸市内および関西圏全域にアクセスでき、通勤の利便性も高い。365日24時間のオペレーションが可能で、物流の効率化に貢献し得る高機能な施設になる」とコメントした。(西井由比子)