経済
<実相 被災地経済 第1部 データで見る現在地>(下)非正規雇用拡大、所得増えず
阪神・淡路大震災後の1995年7月に公表された兵庫県の震災復興計画は、「雇用の維持」や「被災勤労者の生活安定」にも言及した。働く場を確保して生活を安定させ、消費が活性化すれば地域経済が潤う好循環の構図だ。
だが震災後、県、神戸市など被災12市とも、雇用や経済を下支えしてきた製造業の事業所が半減し、就業者も減少した。県の推計では、90年度に約61万人いた製造業従事者は、2015年度に約46万人になった。
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