経済
世界初、アンモニアが主燃料の輸送船 J-ENGなど4社が建造着手 CO2排出削減、2026年の竣工目指す
船舶エンジンメーカーのジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG、明石市)と日本郵船、IHI原動機など5社・団体は25日、共同開発中のアンモニア輸送船の建造に着手すると発表した。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアを主燃料とする輸送船は、世界初という。2026年11月の竣工を目指す。
5社・団体は2021年から共同開発を進めてきた。強い毒性の克服や、燃焼時に窒素酸化物(NOx)が出るなど環境面の課題があったが、漏えいリスクに備えた設計やエンジン性能の向上に成功。「社会実装に足る水準まで達した」と判断し、23年12月に建造に関わる契約を結んだという。
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